大学2年生投手(20歳)

主訴:高校時から投げる時に違和感。3年生の夏の地区大会ではエースとして投げた。大学入学後6月ー7月に痛みのため接骨院で治療。2023年1月に整形外科病院で診察。レントゲン、MRIの結果、関節周囲炎と診断。病院のリハビリでPTによる運動指導を受けた。痛み箇所は棘上筋の大結節付着部を指す。

初回の客観データ:

徒手筋力測定:椅坐位内転0°位外旋:-24%、腹臥位外転90°位水平外転:-14% 、ROM IR:-43%、TROM:-19%、Hawkins-Kennedyテスト:陽性、SDテスト:陽性、Relocation テスト(インターナルインピンジメント):陰性、Peel backテスト(SLAP損傷):陰性、KJOCスコア:48/100

パーソナルトレーニング週1回計4セッション受けた後:

徒手筋力測定:椅坐位内転0°位で17%改善。腹臥位外転90°位水平外転で25%改善、KJOCスコア:73.4/100。(25.4点改善)

パーソナルトレーニング4回後の選手からのコメント:

「数値としてどの筋力が弱いなど分かるためそこを意識してトレーニングしやすく、自分の為になってると感じやすかったです。また今までとは違うトレーニングが多くキツイものもあったけど、マンツーマンということもあり正しい動きをしているのかを確認してもらいながら追い込むことができたと思います。測定では力が入りづらいや、回を重ねるにつれ力を入れられるようになっているなど分かって自信に繋がりました。また肘の予防まで教えていただけたので続けていきたいと思います。ありがとうございました。」