現場研究に精通

講師:鶴池柾叡

博士号(Ph.D. in Human Performance)

全米公認アスレティックトレーナー(BOC-ATC)

日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー

FMS Level 1 & Level 2, SFMA Level 1 & Level 2

PRI Integration for Baseball

  • 2012-2020年までカリフォルニア・サンノゼ州立大学で日本人唯一の米国大学院アスレティックトレーニング教育プログラム主任を務め、90名以上の公認アスレティックトレーナー(ATC)が同プログラム修士課程を修了
  • 2021-2022年全米[Commission on Accreditation of Athletic Training Education(CAATE)]認定アスレティックトレーニング教育プログラム臨床担当教員としてAT学生の現場実習を担当
  • 2016以降、担当の院生だけでなくサンフランシスコ近郊やハワイ在住のATC、日本人ATCらにCEU講師として継続教育単位セミナーを開催

アメリカ・カリフォルニア、アリゾナ州で10年以上に渡り、世界的臨床権威のTodd S. Ellenbecker氏と投球障害予防とりわけ肩甲骨周辺筋、体幹筋の研究(15+)、臨床を行う

肩甲運動異常テストとKJOCスコアを用いた研究

Tsuruike, Ellenbecker. J Shoulder Elbow Surg 2016; 25(10):1583-91.EMGを使って0, 1.8, 3.2 kgのリストカフで前額面、矢状面の腕上げ下ろしを比較。野球選手の特異性が示された
Tsuruike, Ellenbecker, Hirose. J Shoulder Elbow Surg 2018; 27(10):1830-1836.ランダム化比較研究:肩甲骨運動異常の投手とシーズン後半疲労度合の関係
Tsuruike Ellenbecker, Nishime. Int J Sports Phys Ther2020; 15(3):471-477.症例報告:関節唇(SLAP)損傷の投手と肩甲骨運動異常。腕の上げ下ろしで肩甲骨の動きが違った
Tsuruike, Mukaihara, Ellenbecker. Int J Sports Phys Ther 2022; 17(4):707-714.前向き研究:大学1部校(NCAA-D1)投手36名の4年間の追跡調査結果 肩甲骨運動異常の投手は投球障害肩に5倍の危険リスクがあった

エレンベッカー氏, DPTとの投球障害肩予防トレーニングの研究

アメリカ・インディアナ大学で運動制御、神経科学を研究し博士課程を修了。博士号(PhD)授与

姿勢制御の研究活動、運動学習の教育経験はスポーツ障害予防エクササイズを考える礎になりました。特に随意運動と対応型としての不随意運動の在り方、エクササイズにおける固有受容器の役割などを下記の図のように体系的に説明できるように至りました。

    

身体の中で最大の可動域を示す肩関節のエクササイズを構築するにはこの神経科学的アプローチが不可欠な要素の一つと考えます。たとえば肩甲骨周辺筋を含めた体幹部の筋肉に指令を出す神経回路と指や手などの末梢の筋肉に指令を出す神経回路はシステム的に異なります。スキル習得後においてはさらに異なります。ゆえに神経科学的に段階を踏んだ投球障害肩予防のエクササイズを構築する必要があります。このことから投球障害肩予防トレーニングに運動に関する神経科学を組み込むことに及びました。

MLBサンフランシスコ・ジャイアンツチーム整形外科医のDr. Kenneth Akizuki(写真)から投球肘「トミージョン術」インターナルブレス修復術、MLB投手のハイブリッド術を学び、総論を発表。セミナーではアメリカ本場のトミー・ジョン術の現状とその予後すべてを最新のエビデンスで徹底的に議論します。

note:「MLBのトミー・ジョン術ー大谷選手の肘をエビデンスでひも解く

履歴書:Masaaki Tsuruike Curriculum Vitae