KJOC (Kerlan-Jobe Othopaedic Shoulder & Elbow) スコアを早稲田大学スポーツ科学学術院の広瀬統一教授とで日本語に翻訳しました。翻訳後に母国語が英語で日本語が堪能な同学術院のトンプソン教授に英語(back translation)にしていただき、さらに原本のKJOC Scoreとback translationされたKJOCスコアをテニス、投球障害肩の臨床、研究において第一人者であるTodd S. Ellenbecker氏に検証していただき、その内容に違いないことを承認していただきました。

今後、私たちの臨床および研究活動でこのKJOC用紙を公式に使っていきます。

KJOCスコアについて、私たちは大学(NCAA-D1)投手と野手の肩甲骨運動異常(scapular dyskinesis)の有無を対象にシーズン前とシーズン後のアウトカムとして用い、ランダム化比較試験を行いました(Tsuruike, Ellenbecker, Hirose 2018)。その結果、肩甲骨運動異常を示す投手はシーズン前に比べシーズン後のKJOCスコアが有意に減少させた。一方で肩甲運動異常を示さなかった投手はシーズン前後のKJOCスコアに有意差はなかった。これに対し野手は肩甲運動異常の有無に関係なくシーズン前後のKJOCスコアに有意差はなかった。この報告についてはブログをご参照していただければ幸いです。