テーマ1.大脳皮質の仕組み
学習成果
- 中枢神経の構造を理解する
- 大脳皮質と錐体細胞(上位運動ニューロン)を特定する
- 運動野とホムンクルスで知られる各部に対応する領域を知る
- 運動前野と補足運動野の位置と機能を比較する
- 前頭葉のしくみと機能を理解する
テーマ2.感覚野、大脳基底核、間脳、小脳の仕組み
学習成果
- 頭頂葉のしくみと機能を理解する
- 大脳基底核の神経核とその機能制限による脳疾患を理解する
- 視床、視床下部、脳下垂体が存在する間脳のしくみと機能を知る
- 小脳の働きを理解する
- 大脳辺縁系に存在する海馬と扁桃体の位置と機能を知る
テーマ3.下行路の種類と下位運動ニューロンの位置と機能
学習成果
- 運動神経路の下行路を理解する
- 皮質脊髄路と皮質延髄路の違いを知る
- 外側経皮質脊髄路と内側皮質脊髄路の違いを知る
- 錐体路と錐体外路の違いを理解する
- アルファ(Α)とガンマ(Γ)運動ニューロンの違いを理解する
note: 「神経科学からみたエクササイズ」
テーマ4.神経科学からみたエクササイズー下行路の仕組み
学習成果
- 立位は70%の感覚情報が末梢神経と橋・網様体脊髄路で制御され、残りは前庭系、視覚であることを理解する
- 小脳と延髄・網様体脊髄路の仕組みを理解する
- 前庭脊髄路と赤核脊髄路の役割を理解する
- 運動学習におけるフィードバックとフィードフォワードの違いを理解する
- 錐体内側路、錐体外路によるエンゲージメントを理解する
note:「神経科学からみたエクササイズー下行路の仕組み」
note記事:運動中の身体バランス補正
テーマ5.上行路と神経モジュレーションの仕組み
学習成果
- 脊髄の灰白質と白質の位置を知る
- 感覚受容器と脊髄小脳上行路を知る
- 体性感覚野を含む運動の階層的神経システムを理解する
- 縫線核と青斑核の位置と放出する神経モジュレーションを理解する
- ノルアドレナリン、ドーパミン、セラトニン、カンナビノイドの働きを知る
note:「筋肉の張り解消法ー上行路、脳内物質の仕組みからひも解く」
テーマ6.運動学習理論の捉え方
学習成果
- 運動学習理論と脳神経科学の視点の相違を理解する
- 運動スキル習得のためのアウトカムの在り方を理解する
- 運動スキルパフォーマンスに関係するコーディネーションを理解する
- オープンループとクローズドループ制御システムの違いを知る
- SCHMIDT’S 一般運動プログラムの考え方を理解する
テーマ7.動的システム理論の捉え方
学習成果
- 能力と運動目標、環境間の相互作用を理解する
- 運動速度による突然の随意運動パターンの変化を理解する
- 動きを引き寄せ合いことで運動を安定させる性質を理解する
- 環境に対する自己調整と運動可否の関係を理解する
- 視覚とスキルの連結を理解する
note: 「運動学習の視点からのエクササイズ」
テーマ8.静的と動的視覚の捉え方
学習成果
- 眼と視神経を理解する
- 視覚と運動制御を理解する
- 中心と周辺視野の違いを知る
- 背側と腹側視覚路の違いを知る
- 反応準備における相手のどの位置を見るかの違いを知る。道具 VS 肩・体幹
note: 「動体視力を高めるたには」
テーマ9.視覚と握る動作の連結と記憶の仕組み
学習成果
- 視覚と握る動作の連結:ボールをキャッチするための予測を周辺視野 VS 中心視野の役
割を理解する - TAU に基づくボールを当てる戦略を知る
- 長期記憶の種類を理解する
- ワーキングメモリーを知る
- 異なる固有受容器の働きと記憶の関係を理解する
テーマ10.パフォーマンスと運動学習の向上
学習成果
- 6つのパフォーマンス向上の特徴を知る
- 4つの異なる向上パターンを学習維持テストおよび汎用テストを理解する
- 学習段階を理解する:1)認識、2)(環境とスキルの)統合と洗練、3)慣れから無意識化
- オープンスキルとクローズドスキルの違いを理解する
- 反復なしに反復の概念、“REPETITION WITHOUT REPETITION”を議論する
テーマ11.熟練選手の更なるスキル向上のための運動学習の捉え方
学習成果
- 運動学習の視点からのコーディネーションを理解する
- 技術習得を視覚情報から他の感覚情報へ移行することの大切さを理解する
- (熟練あるいはエリート選手が成長を止めないために)レベルの高い基礎(学習段階)を繰り返すことを知る。複雑な認識を高めることを知る
- 習得したスキルの汎用有無の一つが背景の類似であることを理解する
- 類似の認識の過程が好適な汎用を導き出すことを理解する。
1) 問題解決方法
2) 即決断
3) ルールの適用