最新 冬季オンラインセミナー開催のご案内

「投球障害肩予防トレーニング」オンラインセミナーを開催します

開催期間:2025年1月6日~2月10日(各月曜日)6週連続(アーカイブ配信あり)

開催時間:19:30~21:00

お申し込み:グーグルフォーム

<開催趣旨>

エビデンスに基づいた投球障害肩・肘予防の知識と神経科学視点のエクササイズスキル向上を目的に開催します。

資格、免許取得後の自己研磨、リスキリングに役立つ理論と実技を提供します。

<講師>

鶴池柾叡、PhD, BOC-ATC, JSPO-AT

元米国カリフォルニア・サンノゼ州立大学大学院アスレティックトレーニング教育プログラム主任 (2012-2022)

元大阪体育大学教授 (1997-2012)

現昭和大学保健医療学部兼任講師

米国サンノゼ州立大学健康人間科学学部運動科学学科 Emeritus

アメリカ・カリフォルニア、アリゾナ州で10年以上に渡り、テニス、投球障害肩で世界的臨床権威のTodd S. Ellenbecker氏と投球障害予防とりわけ肩甲骨周辺筋、体幹筋の研究(15+)、臨床を行う

<講習内容>:

「投球障害肩予防トレーニング」

連載 投球障害予防

第1回:肩甲上腕関節不安定性とオーバーヘッド動作による過少運動

学習成果

  1. 近位から遠位の一連の動きを理解する
  2.  肩関節解剖学とその機能を知る
  3.  肩甲上腕関節不安定性とその評価を知る
  4.  肩峰下インピンジメント症候群とその評価を理解する
  5.  肩甲上腕関節の過少運動と後関節包機能制限(tightness)を理解する

第2回:投球障害肩の疫学

学習成果

  1. 高校、大学、プロレベルにおける投球障害肩の疫学
  2. 前下関節包のカム効果、カム効果緩和、ピールバック(剥ぎ取り)を含む病理学的な投手の関節唇損傷を理解する
  3. 他の選手に比べ投手の関節唇修復術の成績から肩リハビリテーションにおいて保存治療の重要性を認識する
  4. 肩甲上腕関節内・外旋、水平内転、肩甲骨前傾など投球動作による適応性を検査する
  5. 両手首に2-3 kgのリストカフを付け矢状面において両腕同時に下ろす中での肩甲運動異常(scapular dyskinesis)を検査する

第3回:投球障害肩の検査とリコンディショニング

学習成果

  1. 肩甲上腕関節内旋制限が肩甲骨前傾を引き起こす肩甲骨の「振りかぶり」を理解する
  2. 他の自己申請成果検査用紙と比較してKerlan-Jobe Orthopaedic Clinical Shoulder and Elbow (KJOC)スコアを用いた選手の投球側の腕を評価する
  3. 関節唇(SLAP)損傷の症状を誘発するための背臥位で「ピールバック」メカニズム模擬を実践する。またオブライエンとして知られている自動圧迫テストと比較する
  4. 投手のスクリーニング検査を実施する。項目には片足スクワット、投手筋力測定で肩関節外旋、エンプティカン、腹臥位肩関節水平外転、肩甲上腕関節動作状態、ベイトンテスト、サルカステスト、整復テスト、フィリップ肩甲内転テスト、FMSローターリースタビィリティテストが含まれる
  5. リハビリ初期に僧帽筋下部線維と前鋸筋のリコンディショニングを臥位から立位で単純エクササイズの必要性を理解する

第4回:肩甲骨周辺筋エクササイズの特徴

学習成果

  1. 肩甲骨に付着する3つの異なる機能をもつ筋群を特定する
  2. オーバーヘッド選手における僧帽筋上部線維と三角筋の過剰活性が肩甲骨回旋の悪化と肩峰下の空間を減らすことを理解する
  3. 回旋筋腱板の肩リハビリエクササイズにおいて適切な運動負荷を用いる
  4. リハビリ初期において肩の症状には臥位の肩エクササイズの重要性を理解する
  5. 肩外旋エクササイズの肩外転0°位で棘下筋が活性するのに対し90°位で小円筋がより活性することを理解する。

第5回:エビデンスに基づいた肩リハビリエクササイズ

学習成果

  1. 症状がある選手・患者の臥位肩エクササイズを実践する。エクササイズには肩側臥位肩外旋、屈曲とパンチ(肩甲骨外転)、腹臥位肩伸展があることを知る
  2. 腹臥位での肩甲骨内転と外転での僧帽筋上部線維の活性の違いを理解する
  3. 回旋筋腱板を活性するために「スキャプション(scaption)」として知られる肩甲面外転運動を応用する
  4. 腹臥位で投球コッキング期最終位の90/90の腕の位置においてミニソフトウェイトメディカルでプライオメトリクエクササイズを用いる
  5. 僧帽筋下部線維を活性させかつ三角筋の活動を最小化する側臥位肩外転に肩甲骨内転で肩水平内転運動をダンベルで実践する

第6回.投球障害股関節(FAI)とフリーモーションエクササイズ

学習成果

  1. 背臥位、座位、腹臥位の股関節関節可動域を実施、投手の股関節インピンジメントを評価する
  2. ロバリー(robbery)ローンモワー(lawnmower)などフリーモーションエクササイズあるいはキネティックリンクエクササイズが肩甲骨運動に有効であることを理解する
  3. リズミカルスタビリゼーションとで肩後面筋群と小胸筋のストレッチを実践する。
  4. 肩甲上腕関節(下関節上腕靭帯)に徒手モビライゼーションテクニックを実施する
  5. オーバーヘッド選手にメディシンボールでキネティックリンクエクササイズを実施する

開催方法:Zoom オンライン(アーカイブ配信あり)

「投球障害肩・肘予防トレーニング」はBOC-ATC保有の方に最大9.0 CEU付与

受講料:オンラインセミナー6回分通し券27,000円(税込)[各セッション:4,500円(税込)]

セミナー参加者の声

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セミナーは米国資格局 [Board of Certification (BOC)] 認定プロバイダーとして継続教育単位(CEU)付与セミナーを提供しています